JAPANESE DOLL

日本人形の歴史 信仰の対象として誕生した人形は平安時代に遊具としても親しまれ、 江戸時代に「にんぎょう」という言葉が広まりした。 能や歌舞伎など姿が美しい題材の作品が多く作られたため精工で優美な作風が確立され、 日本人形として現代まで続いています。

真多呂人形の取り組み

日本人形の製作方法のひとつ『木目込み人形』は1730年代後半に京都の上賀茂神社に仕えていた高橋忠重という職人が、柳筥を作った残材と神官の衣裳の残り裂地を使い趣味で作り始めた小ぶりの人形が始まり。以降様々な変化を経て発展し、東京の人形師・吉野栄吉が京都から技術を持ち帰り、これに改良を加えて現代木目込み人形の基礎を築きました。その流れを組む『真多呂人形』は 上賀茂神社から木目込み人形の正統伝承者として唯一の認定を受けており、大正8年の創業より100年わたって受け継がれてきました。

プロジェクト参画に向けて

100年渡り継承し時代に合った数々の作品を世に生み出し挑戦してきた真多呂人形が、日本人形の素晴らしさを他の伝統芸能とともに世界へ、次世代へと発信するジビエートとのコラボプロジェクトを展開します

三代目・金林真多呂

Kanabayashi Mataro

略歴

玩具人形健康保険組合 理事 東京都雛人形卸商協同組合 理事

東京都雛人形工業協同組合 理事 全日本人形専門店チェーン 副会長

東京都節句見本市協会 会長

日本の伝統芸術に興味を持ち、父二世真多呂について技術を学ぶ。日展評議員嶋田秀男氏、日展会員・日本彫刻会会員山﨑茂樹氏に師事して彫塑、デッサンを学び、人形制作を総合芸術として高め、木目込み人形の正統伝承を受け継ぐ伝統技法に現代感覚にあふれる「真多呂らしさ」を作品に盛り込んだ、雅やかな逸品を世に生み出しております。

  • 1962年 東京都生まれ
  • 1986年 慶應義塾大学法学部 卒業
  • 1986年 株式会社 三越日本橋本店入社
  • 1988年 株式会社 三越日本橋本店退社
  • 1988年 株式会社真多呂人形 入社
  • 2000年 経済産業大臣指定 伝統工芸士 認定
  • 2001年 一般社団法人日本人形協会 専務理事
  • 2006年 株式会社真多呂人形 代表取締役 / 真多呂人形学院 理事長
  • 2013年 三世金林真多呂を襲名
  • 2014年 一般社団法人 日本人形協会 会長